クマチュー!!

ファイティン! [シネマ日記]



-Champion- (2018年/韓国)
監督/キム・ヨンワン
出演/マ・ドンソク クォン・ユル ハン・イェリ チェ・スンフン オク・イェリン

アームレスリングの王者を目指していたが、八百長のぬれぎぬを着せられて選手資格を失いくすぶっていた男(マ・ドンソク)が、弟分の熱心な誘いや、存在を知らなかった家族との交流を経て再度奮起するという話。

マ・ドンソク版「オーバー・ザ・トップ」と言うべき腕相撲映画ですけど、あの丸太のようなごつい腕を持つマ・ドンソクとしてはこれ以上ないほどピッタリな映画と言えますねぇ。今回の役柄は悪徳刑事とか犯罪者じゃなくて、見た目が怖いだけの気のいいおじさんなんで、常にしかめっ面でぶっきらぼう、悪人に対しては怯みもせず体一つで向かっていくおなじみなドンソク兄貴である一方、家族や仲間に関しては心優しくお茶目な"マブリー"な面も見せる。マ・ドンソクとはこういう人よ、というPVみたいな映画でもありましたね。

とにかくマブリーがかわいいんですよ。日常生活感溢れるあざといほどのキュートなシーンが山盛りでして、マブリーが知らない世界でおどおど困惑するシーンや、子供達とのふれあいでニッコリいい笑顔をするシーンなど、おじさんでも見ててキュンとしてしまう。しかもそれゆえ、逆に彼が悪人と対峙するシーンや真剣に鍛錬したり戦ったりするシーンが活きるんですよ。うまい描かれ方ですねぇ。彼の揺れ動く心情描写もよく描かれていて、マブリーが母親の事で心傷つくシーンは泣けましたねぇ。

あと、登場人物も最初はチャラくていけ好かない奴だなと思っていた彼の弟分が、実は心に熱いものを持つ優しい男だというのも良かったし、マブリーを慕う子供達は本当に可愛くていい子だし、ヒロインもあまり美人すぎないところがリアリティがあって引き込まれましたね。ただ、敵役の描き方が若干ユルいというか。もうちょっとそこをがっつり悪く深く描くと、ラストのカタルシスがもっと違ってきたのかなとは思いますけど、

王道のストーリー展開ではありますが、クライマックスのファイトなどは分かっていても観ていて力が入るし、ラストは感動でじ〜んとしてしまうというね。それはまぁ逆にいうと、老若男女安心して観れるマブリーの映画というということなんですけどね。いや、いい映画でしたよ。マブリーサイコー!!
  1. 2019/12/30(月) |
  2. アクション映画
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