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- 2022/03/15(火) |
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-Color Out of Space-(2019年/アメリカ・ポルトガル・マレーシア)
監督/ザカリー・アドラー
出演/ニコラス・ケイジ ジョエリー・リチャードソン マデリン・アーサー クオリアンカ・キルヒャー トミー・チョン
人里離れた田舎の農場で暮らしていたガードナー一家の庭へ、ある日突然奇妙な“色”を放つ隕石が落下してくる。翌日隕石は消滅するが、落下後の大きな穴の周りには見たこともない植物が生え育ち、謎の昆虫が飛び回り、飼っていた犬やアルパカなどの動物達の様子がおかしくなっていく。やがて“色”の狂気は一家の主であるネイサンやその妻、子供達の心身をもむしばみ、彼らを破滅へと追いやっていく…、という話。
クトゥルフ神話シリーズでおなじみH・P・ラヴクラフトによる小説「宇宙からの色(異次元の色彩)」の映画化。ラヴクラフトと言えば、ワタシ個人的にはフェイバリット・ホラー映画の「死霊のしたたり」であり、ものすごく単純に言ってしまうとゾンビが"色"に置き換えられたような感じというか、"色"にいつのまにか心身を蝕まれ伝播していく恐怖という、なかなかに不条理な感じのいかにもラヴクラフトらしいホラーでしたよ。
ホラーなんですけど、直接的なグロ表現は少々おとなしめかなと思いました。どちらかというと不穏な雰囲気とか、細かい違和感などを積み重ねて怖がらせるタイプですかね。赤紫の"色"は、いかにもクラシカルなホラー映画のそれという感じで、若干古臭くもあるんですけど、CGなどでスタイリッシュにするよりはこの映画には合っている気がしましたね。逆にたまに出てくる即物的な表現はそこそこインパクトがありますし、それが「フロム・ビヨンド」とか「物体X」などを彷彿とさせていいですね!
ニコラス・ケイジの出演作は最近あまり観ていませんでしたが、こんな感じの異色作にも出る個性派俳優になってきた印象があります。その他の出演者は全く知らない俳優さんだったので、原作を知らないこともあってどんな展開になるのか全く分からない、というのも良かったです。あと、"アーカム"とか"ミスカトニック"とか"ネクロノミコン"とか、ラヴクラフト作品に出てくるワードがしっかり散りばめられているのもニヤリとできますね。大々的にオススメするほどではないですが、ワタシは結構面白かったです!
- 2021/05/15(土) |
- ホラー映画
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-Memories of Murder-(2003年/韓国)
監督/ポン・ジュノ
出演/ソン・ガンホ キム・サンギョン パク・ヘイル
1986年、ソウル郊外の農村・華城で女性の変死体が発見され、さらに数日後、近所で別の女性が同じ手口で殺される。パク刑事と相棒のチョ刑事は、少しでも容疑がかかった人物を犯人として強引に決めつけ、荒っぽい手口で自供を迫っていたが、そこへソウルから理知的なソ・テユン刑事が派遣されてくる。ソ刑事とコンビを組まされたパク刑事は、最初はことごとく対立するが、全く解決の糸口が見えないまま発生した第3・第4の事件を捜査するうちに、徐々に力を合わせだす。しかし、彼らをあざ笑うかのように第5・第6の事件が発生する…、という話。
1980年代後半に発生し、つい最近犯人が判明した華城連続殺人事件を元にしたミステリー・サスペンス。あまり詳しくはないですが、当時の韓国の世相も盛り込んで問題定義しているとのことですが、サイコな猟奇殺人事件を描いたサスペンス映画として単純に面白かったです。韓国の刑事モノあるあるですけど、ソン・ガンホとキム・レハ演じる刑事たちが、証拠を捏造するわ暴力的な取り調べをするわ、犯人を逮捕するためには「警察がそれでいいの!?」というなんでもアリな捜査をしまくっててもうめちゃくちゃ。そこに派遣されてくるキム・サンギョンが知的だが正義感があって熱血という、なんか日本の刑事ドラマに出てきそうな風体の刑事で、なんとなく親近感が湧きましたね。
いろいろとミスリードさせつつ真犯人に近づいていきながらも、冷静だったソ刑事が取り乱すほど捜査がうまくいかなくなってくる展開はハラハラしますが、あの結末にはモヤモヤさせられますな!映画公開当時は元の事件の犯人は判明していなかったとは言え、ラストの解釈はいろいろ考えさせられます。彼は真犯人だったのか!?そうでないのか?だったらあの最後のセリフの真相は??結局観客に委ねる形なんで賛否はあるでしょうけど、個人的にはスカッと出来なかったのがなんとも…。でも、そこがいいんでしょうけどね。
- 2021/05/03(月) |
- サスペンス映画
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-The Courier-(2019年/アメリカ・イギリス)
監督/ザカリー・アドラー
出演/オルガ・キュリレンコ ゲイリー・オールドマン アミット・シャー ウィリアム・モーズリー ダーモット・マローニー
巨大犯罪組織のボス・エゼキエルは、部下の殺害現場を目撃されたことで逮捕され、目撃者であるニックは、裁判のための重要な証人として、FBI捜査官たちの厳重な保護監視のもとでホテルの一室にかくまわれていた。その部屋へとある女性の運び屋が荷物を届けに来るが、エゼキエルと内通していたFBIの裏切り者が彼女とニックの暗殺を図る。かつて特殊部隊の一員であった彼女は、暗殺の手から逃れニックを助け出すが、2人共々暗殺者たちの手の回った駐車場に閉じ込められてしまう。彼女はニックを暗殺の危機から救うべく、孤軍奮闘するはめとなるのだが…、という話。
オルガ・キュリレンコ主演のアクション・サスペンス。「オブリビオン」の時はまゆゆ似のキュートな感じでしたが、この作品では随分ゴツい感じに変貌!彼女がバイクに乗って運び屋をやってるシーンが出てくるので、生き証人を運びながらバイクチェイスを繰り広げるんかな、と思っていたら、限定空間での「ダイ・ハード」風展開でした。まぁ、舞台がほとんど数階建ての駐車場内なので、「ダイ・ハード」よりはかなりスケール感が小さいんですけど。
冒頭、オルガ・キュリレンコ演じる運び屋女性が大ピンチになっている所から描かれ、過去に遡るように物語が始まるんですけど、個人的にはこういう演出は後の展開がわかってしまうセルフネタバレであって、大体物語の中盤に「あそこで冒頭に戻ってくるのね」、と分かってしまうのであんまり好きじゃないんですよね。それから、登場人物が、全く体を鍛えてなさそうな証人の青年含め、みんな撃たれたり刺されたりしながらもめちゃくちゃタフすぎ!あんた絶対死んでるでしょ!という人が普通に動けてるのが違和感ありましたよ。まぁ、アクション映画あるあるなんですけど。
後、ゲイリー・オールドマンが犯罪組織のボスを演じてますけど、主人公と全く絡まないので結構な無駄遣い感がありましたねぇ。ボスの手下役はなんか甲本雅裕似で、敵のスナイパーはジョシュ・ブローリン似でしたね。証人役のアミット・シャーは、「ファイナル・スコア」でも似たような役やってたなぁ。まぁ、いろいろツッコミどころの多い、亜流「ダイ・ハード」な映画でした、という感じです。
- 2021/05/02(日) |
- アクション映画
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-The Gangster, the Cop, the Devil-(2019年/韓国)
監督/イ・ウォンテ
出演/マ・ドンソク キム・ムヨル キム・ソンギュ キム・ユンソン オ・ヒジュン
正義感はあるが型破りなはみ出し刑事のチョン・テソクは、連続して起きた複数の殺人事件が同一犯によるものだと考えていたが、周りからはまるで相手にされず、独自捜査を続けていた。一方、ギャングの組長チャン・ドンスが謎の男に襲われて重傷を負う。奇跡的に命を取り留めたチャンは対立する組織の仕業と疑い、自ら犯人を探し出すために手下を総動員するが、チャンを襲った犯人が連続殺人事件の犯人だと睨んだチョンは、彼に接近し捜査に協力するように仕向ける。2人は表面上は互いに協力しつつも、相手より先に犯人を見つけ出そうとするのだが…、という話。
きました悪のマブリー!!面白かったです!!まぁ、ギャングのボスということで見た目は極悪。手下引き連れて並んで歩きながら、おなじみケータイツマミ持ちで喋る姿サイコー!そんな中で結構紳士的な部分もあるというね。ワルいのにカワイイ!そういうところがマブリーらしくて、キャラメイキングがよくできてるなぁと思いましたよ。で、やっぱり今回も拳銃は出てこないので、素手でバッコンバッコン戦うわけですが、前半は刺されてやられてしまうし、マブリーのアクション自体若干少なめで物足りなかったかな。ある意味キム・ムヨルとダブル主演作なので、活躍が分散してしまった感がありましたね。
サイコ犯人の描写はなんとなくどこかで見たような感じで、意外に早く正体がわかったりなんかして、そこはもうちょっと深く出自を描写したり、謎を引っ張ってもよかったんじゃないかなとか思いました。そういうミステリーサスペンスじゃないのはわかってますけどね。クライマックスは敵をやっつけてはいおしまい、じゃなくてもうひとヒネり入れてあるのは良かったですけど、ラストシーンは蛇足だったんじゃないかなぁ。そのちょっと前に、マブリーが非常にいい表情をするあのシーンをラストにしておけば、サイコーに締まったんじゃないかと思います。
あと、チョン・テソク刑事の見た目が、どうにも武井壮に見えてしょうがなかったというね。日本でリメイクするなら大友康平と武井壮でやればいいんじゃないですかね。いやいやマブリーの代わりはさすがに大友さんでも無理か。
- 2021/05/01(土) |
- アクション映画
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-Halloween-(2018年/アメリカ)
監督/デヴィッド・ゴードン・グリーン
出演/ジェイミー・リー・カーティス ジュディ・グリア
1978年のハロウィンの晩に、精神科病棟から脱走した殺人鬼・ブギーマンことマイケル・マイヤーズが衝撃的な連続殺人事件を起こしてから40年が経った。マイケルは医療刑務所に収容されていたが長年無言を貫いており、彼のもとに訪れた記者が事件の真相を尋ねても何の反応も示さなかった。ハロウィンの晩、マイケルは精神病棟から強固な刑務所に移されることになるが、搬送の途中で護送車から脱走し、賑わう町で人々を無差別に殺害する惨劇を再び繰り返し始める。40年前にマイケルに執拗に狙われたローリーは過去の事件がトラウマになっていたが、マイケルの復活を知り、疎遠になっていた娘カレンと孫アリソンを守るために立ち上がる…、という話。
ジョン・カーペンターの初期の傑作であり、ホラー映画としても評価の高い「ハロウィン」ですが、ワタシは1作目しか観たことがありませんでした。その後多くのシリーズ作が作られましたが、今作はなんとその1作目の40年後を描く作品としてリブート!主演のジェイミー・リー・カーティスは、かつて続編にも主人公のローリー役で出演していましたが、今作でも同役でありながら設定を新たに演じ直すという、ちょっと変わった作風になっておりました。
カーティスの続投やカーペンターが共同製作総指揮ってのも嬉しいですけど、音楽もカーペンター作のあのミニマムな曲が引き続き使われていて、思わず懐かしい気分になりましたねぇ。ストーリーはまぁ、収監されていた連続殺人鬼が脱獄してまた同じ連続殺人始めたんで、かつてのヒロインが立ち向かうという、言ってしまうとありきたりではありますけど、そこはカーペンター指揮。ツボを押さえた作りでスタンダードに怖がれる、スラッシャーホラーのお手本のような作品になってましたよ。
個人的には主役ローリーが、かつての事件を機に武器の扱いなどを鍛え上げ、さらに自分の娘にもサバイバル術を叩き込み、かなり強いが精神的に難があるという、いわゆる「ターミネーター」のサラ・コナーのようなキャラになっていたのが面白かったですね。続編をなかったことにして直系の続編を作り直しているのも「ターミネーター」っぽい。ブギーマンとの対決は結構アツくていいですが、できればこれも「ターミネーター」ばりに、これでもかというくらいシツコくやってくれれば嬉しかったんですけど、結構アッサリでちと残念。…と思ったらさらなる続編が作られているとか!コロナで公開延期になったらしいですね。
- 2021/04/29(木) |
- ホラー映画
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-Haunt-(2019年/アメリカ)
監督/スコット・ベック ブライアン・ウッズ
出演/ケイティ・スティーヴンス ウィル・ブリテン
女子大学生のハーパーは、ハロウィンの夜にパーティーで盛り上がった仲間6人と、郊外のお化け屋敷で肝試しをすることになった。最初はバカにしていた彼らだったが、先へ進むにつれどうも普通ではない異常な雰囲気を感じ始める。恐ろしくなり脱出しようとする彼らだったが、出口も分からなくなり迷ってしまい、やがてひとり、またひとりと殺されていく。果たして彼らはこの謎のお化け屋敷から脱出することができるのか…、という話。
通好みのホラー映画を作り続けているイーライ・ロスが製作、「クワイエット・プレイス」の脚本家スコット・ベックとブライアン・ウッズが脚本・監督を手がけたB級ホラー映画。主人公が恐ろしい屋敷に閉じ込められて、まるでお化け屋敷のようなビックリ系恐怖体験をするという設定は、ホラー映画ではなかなかありがちなシチュエーションですが、この作品についてはそのまんまお化け屋敷が舞台という逆転の発想で、ある意味なんでもありのアイデア勝負の映画といった感じですね。大作ではないですけど、出てくる俳優が全く無名なだけに先が全く読めず、そこも良かったですね。
最初邦題からしてどうなんだよ、とは思いましたよ。まぁ、案の定ツッコミどころも結構多いです。なんとなくソリッドシチュエーションホラー「SAW」シリーズみたいな感じもありました。ビックリしたのはお化け屋敷の中で主人公たちを殺害していく犯人たちの殺人動機がほとんど語られない!彼らが誰なのかもわからない!でもなんでしょう?結構面白いんですよねこれが。ちゃんとグロもありましたし、なかなか小粒でいいホラーだったと思いますよ。ラストのオチ含めて、嫌いじゃないです、ワタシ。
- 2021/04/25(日) |
- ホラー映画
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-Sonic the Hedgehog-(2020年/アメリカ)
監督/ジェフ・ファウラー
出演/ジェームズ・マースデン ベン・シュワルツ ティカ・サンプター ジム・キャリー
ハリネズミのソニックはとある惑星で平和に暮らしていたが、彼が秘めたスーパーパワーを狙う敵から逃れるため、空間を超えるリングの力で地球へやってくる。10年後、ソニックはアメリカの片田舎にあるグリーンヒルズという町の外れで孤独に暮らしていたが、ひょんなきっかけで悪の科学者・ドクター・ロボトニックに彼のスーパーパワーを察知されてしまう。力を求めて追撃してくるロボトニックから逃れるため、ソニックは町の保安官トムに助けを求める。トムは戸惑いながらもソニックに手を貸すことを決心し、2人は行動をともにすることになるのだが…、という話。
おなじみセガメガドライブのゲーム「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」のCG+実写による映画化。ワタシも若い頃このゲームよくやりました。CGで描かれるソニックのデザインについては製作決定後に色々話題になりましたが、完成した作品を観てみると意外にも違和感なく、特に動いているとキュートで結構可愛いとまで思ってしまいましたので、再デザインは成功だったんじゃないかと思います。上映時間が1時間半程度なので展開はかなり駆け足で、クライマックスも若干あっさりしすぎている感はありますが、アクションシーンはそこそこ迫力あるし、サクッと見れてそれなりに感動できるのはいいと思います。
ストーリーはソニックがゲームの舞台を飛び出して現在のアメリカで活躍する、という話にアレンジされていますが、ありきたりというかよくある話ではあるものの、こちらも思ったより違和感なし。ゲームオリジナルの設定もきちんと小ネタ風に入れてあるのがいいですね。ソニックにはなくてはならないスピード感もうまく表現できていたと思いますが、高速表現がありがちな「X-MEN」のクイックシルバー風になってしまうのは、まぁしょうがないんでしょうかねぇ。
あとはマッド・サイエンティストのドクター・ロボトニックをジム・キャリーがホント楽しそうにイキイキ演じてるのが良かったですねぇ。CGのソニックが自然に人間と絡んだり、ロボトニックとシュールでコントのような掛け合いをするのは、なんか映像クオリティがやたら高い東映不思議コメディを観ているようでしたよ。そしておっと思わせるオチと、案の定続編を匂わせるあのラスト。まぁ、そうですよね。
- 2021/04/24(土) |
- アクション映画
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-Bad Boys for Life-(2020年/アメリカ)
監督/アディル・エル・アルビ ビラル・ファラー
出演/ウィル・スミス マーティン・ローレンス ガブリエル・ユニオン ヴァネッサ・ハジェンズ アレクサンダー・ルドウィグ ジョー・パントリアーノ
無鉄砲で正反対の性格だが正義感が人一倍強いはみ出し刑事・マイクとマーカスの2人も歳を取り、初めての孫を得たマーカスは警察を引退することを決意する。一方マイクは、エリート刑事陣から成るチーム“AMMO(マイアミ市警特殊部隊)”に加わるが、生意気な若手に手を焼いていた。ある日マイクは何者かに銃で撃たれ重傷を追う。九死に一生を得たマイクはマーカスに「これが最後だ」と協力を仰ぎ、最初は難色を示していたマーカスもやがて彼の熱意に打たれ、コンビを復活して敵に立ち向かう…、という話。
前作の「バッドボーイズ2バッド」は劇場で観ましたけど、まぁ17年も前の映画なのでほぼ内容は忘れてしまってました。…が、やってることは変わらない上に前作との関連性とかはほぼどうでも良くて、シリーズ観てなくても全く問題無いです。ジョー・パントリアーノなんか1作目からずっと出ていたりして、その辺り思い入れのある人には今回の作品は思うところもあるんでしょうが、良くも悪くもそう言う映画という事ですね。ちょいグロありのギャグが笑えないのも相変わらず。
つまらなくはなかったですよ。普通に面白く観れました。ただ、至って普通のバディムービーなんで、ちょっと拍子抜けしてしまいましたかね。まぁ、ロートルが活躍する映画なんでしょうがないんですけどね。新人とのいがみ合いとか、長いシリーズとかではよくあるパターンですけど、これまたあっさりしてましてね。何より敵がマザコンってのがちょっとと言う感じですよ。最後にとってつけたような真相が発覚しますけど、それもまぁ、なんだかなという感じです。
- 2021/04/10(土) |
- アクション映画
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-Knives Out- (2019年/アメリカ)
監督/ライアン・ジョンソン
出演/ダニエル・クレイグ クリス・エヴァンス アナ・デ・アルマス ジェイミー・リー・カーティス トニ・コレット クリストファー・プラマー
犯罪小説家ハーラン・スロンビーが、彼の豪邸で家族を招いて開催された誕生日パーティの夜に、自室で喉を切られて死んでいるのを発見される。警察は自殺と判断するが、何者かに雇われてやってきた私立探偵のブランが調査に乗り出すと、家族全員がハーランを殺したとしてもおかしくないと思われる事情を抱えている事が分かる。さらにハーランの遺書には、彼が看護師のマルタに全財産を与えようとしていた事が書かれており、家族一同は動揺する。ハーランの死は自殺なのか?他殺なのか?…、という話。
(多少ネタバレがあるので未見の方はご注意を。)
これはなかなか面白かったですねぇ。最初は被害者の家族全員が怪しい、という謎解きミステリーの様相でこれを最後まで引っ張るのかと思いましたが、結構早い段階で真実が判明して、後は倒叙的に話が進行していき、なぜハーランが死に至ったかが描かれていくように変化します。とまぁ、これ以上言うと本当にネタバレになってしまいますが…。
大富豪の長が莫大な財産を残して死に、その相続で家族が一悶着を起こすと言うのは横溝正史の「犬神家の一族」がなんとなく思い起こされます。ダニエル・クレイグの探偵役も、ジェームズ・ボンドとはうって変わった飄々とした感じで、金田一耕助っぽくてこれはこれでいいですね。
他の登場人物のキャラ設定も(多少コメディに寄っているのでツッコミどころはあれど)よくて、看護師のアナ・デ・アルマス(「ブレードランナー 2049」のジョイ!)はカワイイし、クリス・エヴァンスはキャップを露ほども思い起こせないクズ男を好演!探偵ブランシリーズの続編を期待したいところです。(…と思ったら続編はNetflix?え〜。)
- 2021/04/08(木) |
- ミステリー映画
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