クマチュー!!

B'z LIVE-GYM 2001 "ELEVEN" 裏レポート

2001年のB'zの長い長いライブツアーがようやく終わりました。ワタシもなんだかんだ言ってもファンのはしくれ、B'zのライブへ行くと毎回すごいパワーが貰えてるような気がするし、ライブ中は意識がどっかいってしまうくらいノッてるし、見終わった後は堀内孝雄ばりに「今日は感動をありがとう!」状態になっている自分がいたりして、ハマれるものがある人生の素晴らしさをいつもながら実感させられます。

でも、でもです。今回のライブに100%満足したか?と言われると、正直言ってそうとも言い切れない、そんな自分もいるわけです。普通のライブレポは「LIVE-GYM FLASHBACK」のコーナーに載せたので、こちらではライブのちと本音をおりまぜながらの感想などを書いてみたいと思います。

今回参加したのは西武ドーム2回、ナゴヤドーム1回の計3回。そう、いずれもツアー後半のドーム編です。つまり、会場はバカでかい。で、感じたのは「音が悪い」。特に西武ドーム。西武ドームはそれ以外も交通アクセスやら快適度やらでかなり言いたいことがある会場だった(出来るならもうここには行きたくない)のですが、それにしても残響が酷くこもったような音になるので、曲をあまり知らないような人は、今どんな曲をやってるのかも識別できないんじゃないかと思うほどでした。特に『ELEVEN』からの曲は重低音のリフがメインの曲が多いので辛いでしょう。それから、「この曲順はどうなの?」「今回これをやる必然性は?」と思われる部分が少なからずあった事です。もちろん、稲葉さん自ら語るように、ファン全員が満足するセットリストを作る事が不可能な事くらい十分わかっています。それを踏まえた上での敢えての個人的感想です。特にワタシの仲間内ではよしとしない人が多いようなのですが…。

では、まずはオープニングから。

 01.[I]
 02.愛のprisoner
 03.Seventh Heaven

KISSの「PSYCO CIRCUS」の音量が大きくなってから、[I]へ雪崩込むのはアイデアものだとは思います。1曲目が[I]なのは思った通りの展開ですけど、これはインストのSE曲だから、B'zはまだ登場しません。しかもロング・バージョンだからなかなか終わらない。つまり、ここで一旦盛り上がりかけたテンションが下がってしまうのです。個人的にはあくまで[I]はオープニングSEとしてノーマルの短さで良かったのでは、と思います。

そして、普通に考えるとここで「Seventh Heaven」へいくのがオープニングとしてもっとも違和感無く盛り上がる展開だと思うし、このツアーを初めて観る人はその展開を望んでいたのではないでしょうか。少なくともワタシはそうでした。なぜならアルバムで聴き慣れているからというのもあって、[I]~「Seventh Heaven」はセットとして認識してるからです。(以前Mステでで「spirit LOOSE」~「LOVE PHANTOM」という流れで演奏しましたが、あれはかなり違和感がありました。管理人は「spirit LOOSE」は「ザ・ルーズ」とセットで完結する曲だと思っているからです。)が、しかし、いきなり「愛のprisoner」はどうでしょう。この曲は個人的に非常に好きな曲です。アルバムで一番好きな曲と言ってもいいです。しかし、やはり普通の人にはノリにくい曲だし、一般的な曲調ではないでしょう。しかもスクリーンはオフのままで、後ろの方の席だとステージが今どうなってるのかほとんど確認できません(初日はステージに檻が立っていた事さえわからなかった)。音も演出なのかも知れないが稲葉さんの声が異常に割れています。そのため、明かに回りのテンションが低いのが伝わってきて、イマイチノリ切れなくなってしまったのです。

もっと残念だったのはその次が「Seventh Heaven」だった事。これが「煌めく人」や「コブシヲニギレ」などのハード路線で突っ走るなら別な面白みもあったでしょうが、なぜ戻る!?といった感じです。ここはやはり[I]~「Seventh Heaven」と素直にいくか、[I]なしで「PSYCO CIRCUS」からいきなり「愛のprisoner」へいくのが良かったんじゃないでしょうか。ちなみに、Previewの初日の6曲目あたりまでのセットはかなり理想です。

 04.銀の翼で翔べ
 05.さまよえる蒼い弾丸
 06.さよならなんかは言わせない

次の「銀翼」~「弾丸」あたりの流れは良かったと思います。特に「銀翼」はまた聴けるとは思っていなかったので意外な選曲で面白かったです。しかし、6曲目で「さよならなんかは言わせない」がくるのはどうでしょう?この曲をやる事自体はすごくうれしい。しかし、やはりこの曲はラストでやるべきでは?DVDの特典曲を入れたいのはわかりますが、この位置では違和感アリアリ。アンコールの「裸足の女神」の後がベストだったと思います。IntermissionやExtraでは替わりに「Easy Come,Easy Go!」をやったようですが、この曲がここに入るのは結構妥当な線。でもそれによって「さよなら~」が消えるのはちょっと悲しいですが。

 07.煌めく人
 08.コブシヲニギレ
 09.Raging River

個人的には大盛り上がりのライン。でも、相変わらず『ELEVEN』系の曲は観客のノリが悪い感じです。会場や席位置によっては爆音が響いているだけにも聴こえてしまいます。M-8、9に関してはコブシを突き上げるタイミングをつかみきれない人が多かったようです。やはりこのようなタイプの曲は、限りなくプレイヤーに近い位置で音のシェイプやディテールがしっかりわかるような状態でないとしらけてしまうのかも。気になったのは、体がノってなくてサビでただぼーっとコブシだけを振ってる人がいるのですが、あれは楽しいのでしょうか?(個人的にはコブシをブラブラ力なく振りかざすよりはヘドバンの方が楽しいので、ポイントでしかコブシは上げない)

それから、どの会場でも「Raging River」で手拍子がおこらずシーンとしていたのには感激しました。このままB'zのバラードは手拍子をせずに聴き入ると言う暗黙のルールが浸透すればいいと思います。ハッキリ言うとどの曲も手拍子いらないと思いますが。体でノればいいじゃないですか。手拍子はステージのメンバーが要求した時だけでいいんじゃないか、とか思います。

 10.HOME
 11.今夜月の見える丘に
 12.ultra soul
 13.スイマーよ2001!!

「HOME」の演出は賛否両論でしょう。シンプルに音楽だけを聴きたい人は、ああいうウケ狙いはやって欲しくない人もいるのでは?管理人は辛うじて許容範囲。ショーとして捉えれば普通に楽しかったです。「今夜月の見える丘に」は特に問題なし。恐れていた手扇とイソギンチャク踊りもほとんど無かったし。手拍子はあったみたいですけど、まぁ、「今夜~」ではなんとか許容範囲でしょう。ここの2曲は割と知名度の高い曲なんで、客席にもどことなくホッとした雰囲気があって、みんなノリもよかったようです。

「ultra soul」のライブバージョンは思った以上にカッコよくてびっくり。イントロからの盛り上げ方も秀逸で、最初イヤだった「ウ・ル・ト・ラ・ソー、ヘイ!」も全然イヤじゃなかったです。お見事。「GOLD」のカップリングにはあの変なリミックスじゃなくてこのライブバージョンのベストテイクでも収録すれば良かったのにと思いました。「スイマー~」は、あのクロールの振り付けがなんとも馴染めないのですが、トレーラーの上でお姉ちゃんが激しくダンスするというシチュエーションはオバカで好きです。

 14.TOKYO DEVIL
 15.#1090~Sacred Field
 16.JAP THE RIPPER
 17.ギリギリchop
 18.juice

「TOKYO DEVIL」。案の定爆音しか聴こえません。アルバムを聴き込んでいればついていけますけど、初心者さんはおいけてぼり、な感じです。ノる人はノッてるんですが、曲が曲だけに盛り上がりが欠けます。やはり普通の人にはノりにくいですね。アルバムで聴く時は凄く好きな曲なんですけど、ドームライブではどうなんでしょう。曲は熱いのに廻りはしらけてる…。1人だけ盛り上がってました。 ソロコーナーはもっと歓声が上がると思ったのですが、周囲は意外にクールで、何この曲?って感じで悲しかったです。一部の方々は異様に盛り上がっていましたが。

ラストのたたみかけはとても良かったです。特に最近御無沙汰だった「JAP THE RIPPER」。『7th』からのアルバム曲はこれだけなので貴重なセレクト。Extraでは「Real Thing Shakes」に変わったみたいで、それはそれで聴きたいですが「JAP~」を削るのは悲しい。「FIREBALL」だったら許せるのですが。あと、「ギリギリ~」のタオルぶん回し、あれ個人的に苦手です。ハッキリ言って廻りの迷惑にしかなってないような気がするんですが。以後あれがお決まりになったら相当イヤです、ワタシは。やる方も廻りに当てないよう気遣ったりしながら回すのって大変だし、曲のノリに集中できないと思うんですね。HOUND DOGの「BRIDGE」のようにワンポイントでタオル上に投げ上げるとか、そういう方がスマートだと思います。いや、「そんなの全然気にしない」とか「稲葉さんが廻りに迷惑かけてもオッケーって言ってる」とか言う人に言っても無駄だとは思うけど。

 アンコール
 19.恋心
 20.GOLD
 21.裸足の女神

で、何故ここで「恋心」?人気曲なのは分かっています。嫌いな曲でもない。でもここのタイミングでやる曲でしょうか。これをやるのはPleasureツアーの時だけにして欲しい。アルバムツアーであるこの「ELEVEN」ツアーで、しかもアンコール1曲目にやる曲?と、どうにも疑問が隠せないです(ワタシ自身は「恋心」はあくまでB'zのシャレというか、遊び心から生まれた曲であって、B'zの代表曲とされるのにはどうにも違和感がある)。

「GOLD」の位置は問題ないし妥当だと思いますが、そのために「ZERO」が消えました。これはイタい。個人的には印籠曲である「ZERO」は残して「恋心」の方を消して欲しかったです。オーラスの「裸足の女神」も定番とはいえ、ちょっと食傷気味。もうちょっと意外なもの持ってきて欲しかったような気もします。個人的には「Brotherhood」あたりで締めてもらいたかったです(ベタではあるが)。

以上がライブ「裏」感想です。もちろん、今回のB'zのライブも素晴らしいものだったし、十分に感動させてもらいましたけど、そんな中で敢えて、ここはちょっと「?」だったな、とかここはこうだったらもっと良かったな、と感じた事をちと並べてみました。これを読んで反論もいろいろあるでしょうが、「口に出しては言えないが、確かにそう思った」と感じた部分がある人も少なからずいると思います。褒めちぎるだけがファンじゃないですからね(無論誹謗中傷は論外)。ちなみに、以下はワタシが考えたPreview、Intermission、Extraでやった曲を元に再セットした「このセットだったらよかったのに」バージョン。これでやったらマジ泣きます。

 01.[I]
 02.Seventh Heaven
  (LIVE-GYMにようこそ!コール)
 03.愛のprisoner
 04.煌めく人
  (MC)
 05.コブシヲニギレ
 06.TOKYO DEVIL
 07.Raging River
  (MC)
 08.ultra soul
 09.スイマーよ2001!!
 10. ROCK man
 11.Calling
 12.Real Thing Shakes
 13.ZERO
  (MC)
 14.#1090~Sacred Field
 15.JAP THE RIPPER
 16.ギリギリchop
 17.juice
 アンコール
 18.Easy Come, Easy Go!
  (MC)
 19.GOLD
 20.さよならなんかは言わせない


 あ、バラードがほとんどない。老体には辛そう。

テーマ:B'z - ジャンル:音楽

  1. 2001/08/20(月) |
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