クマチュー!!

クリーピー 偽りの隣人 [シネマ日記-1017]

クリーピー 偽りの隣人[Blu-ray]

(2016年/日本)
監督/黒沢清
出演/西島秀俊 竹内結子 川口春奈 東出昌大 香川照之

6年前に起きた一家失踪事件を追う元刑事の犯罪心理学者・高倉が、妻と共に引っ越した新居の隣人はどうも様子がおかしい。そして彼ら夫婦は、世にも恐ろしい事件に巻き込まれていく…、という話。原作の小説は未読ですが、黒沢清監督の久々のホラー・サスペンスという事で、そこそこ期待して観てみましたよ。確かに黒沢清ならではの独特な嫌な感じが漂う映画ではありましたけど、残念ながらホラーとしてはイマイチ、ミステリーとしても、う〜ん、という感じでしたなぁ。

まず、映画のタイトルがイカンと思うんですよねぇ。「偽りの隣人」って、もうタイトルで半分ネタバレじゃないですか。予告でもやってる「あの人〜」のセリフもキャッチコピーとかにしちゃダメ!!そこは何も知らずに観て、はじめてそのセリフで衝撃を受けるわけじゃないですか!!それ観る前から言っちゃうから、真相が完全に読めてしまうというかね。

まぁ、それは百歩譲って前半は良かったですよ。2つの事件がどう絡んでくるのかとか、結末が分かっててもどのようにそこに至るのか、展開がまったく分からない感じとかですね、全体に漂う不気味な雰囲気とかすごく良かったと思います。それが後半になって、例の人の正体が分かったとたん、「これは日本の事件なのだろうか?」「そんな事ある?」というようなぶっとんだ展開になる。アメリカの片田舎が舞台の猟奇ホラーならまだ分かりますけどね、日本の住宅街でこれはリアリティがない。

ストーリーも偶然に頼りすぎた組み立てがどうも気になるし、意味ありげに出て来た人が途中で放置されて出て来なくなるし、登場人物が警察含めてあまりにも無能。とにかくどうも納得できない要素が多すぎるんですよねぇ。結末もね、あそこで終わっていたら「すげぇ嫌な映画!!」でそれはそれで良かったかもしれないのに、蛇足のように、しかも伏線でバレバレなラストシーンがあって、そこでカタルシスでもあればいいけどそれもないという(そこで嫌な感じにしたかったのかも)…。香川照之がいい味出していただけに、個人的にはちょっと残念な映画でしたねぇ。
(WOWOW)

テーマ:サスペンス映画 - ジャンル:映画

  1. 2017/05/11(木) |
  2. 映画(サスペンス)
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