クマチュー!!

ビッグゲーム 大統領と少年ハンター [シネマ日記-980]

ビッグゲーム 大統領と少年ハンター [Blu-ray]

-Big Game- (2015年/フィンランド ドイツ イギリス)
監督/ヤルマリ・ヘランダー
出演/サミュエル・L・ジャクソン オンニ・トンミラ フェリシティ・ハフマン ヴィクター・ガーバー

エアフォースワンで飛行中テロリストに撃墜され追われる身となったアメリカ大統領と、13歳になった通過儀礼で山中で過ごしていたフィンランドの少年が、力を合わせて追っ手から逃げるという話。むー、まぁ、ちょっと期待はずれでしたかねぇ。どちらかというと、ファミリー向けのアクションサスペンスっつーか。組織陰謀的なテーマは決して子供向けというわけでもないんですが、マンガチックな展開は大人にはちょいとキツい感じですかね。

大統領がテロリストに襲われて、多勢に無勢でサバイバルっていう映画については、ホワイトハウス系のそういう映画が最近何本かありましたんで、そんな感じの作品として結構期待したんですが、なんといっても今回大統領を助けるのは13歳の田舎少年ですからねぇ。この2人でダイハード的に知恵と勇気でプロのテロリストを煙に巻く映画なのかと思ったら、2人ともポンコツで、偶然に偶然が重なってなんとなくうまく逃げられちゃった…というんですかね…。

時間も短いんで内容もあっさり風味。これがハリウッド映画ならもう1時間くらい長くて2〜3回見所を入れるんでしょうがね…。特撮も作り物感や合成感が目立っちゃってお世辞にもリアリティはあんまり無かったです。なんか、少年の成長潭にするにしても、大統領とのバディムービーにしてもなんか半端感があるんですよね。なまじアメリカ政府内部の裏切り・陰謀という広くて黒い世界を見せる割には、やってる事がどうもせせこましい。もっとコメディに振り切ってしまっても良かったんじゃないかって気もしますね。

個人的には、主人公の少年が「マッドマックス2」のフェラル・キッドから愛嬌を取ったみたいな顔をしててイマイチ魅力に欠けてたのもちょっとハマれなかった要因というか…。サミュエル・L・ジャクソンが大統領ってのもですねぇ。彼が大統領として職務を果たしている姿や、彼を敵とする人間との確執なんかは劇中は一切描かれないんで、どうも感情移入する事ができない。どんでん返しのたたみかけ、みたいな面白いところもなくはないですけど、結局ラストはモヤモヤして終わるんですよねこれが!まぁ、ライトにちょろっとアクションサスペンスが観たいっていう人なら、悪くはないんじゃないでしょうか?
(WOWOW)
  1. 2016/07/24(日) |
  2. 映画(アクション)
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天空の蜂 [シネマ日記-979]

天空の蜂 [Blu-ray]

(2015年/日本)
監督/堤幸彦
出演/江口洋介 本木雅弘 仲間由紀恵 綾野剛 石橋蓮司 柄本明 國村隼

開発されたばかりの最新鋭巨大ヘリコプターが奪取される事案が発生し、犯人は稼働中の原発を全て破壊しなければヘリを遠隔操作で高速増殖炉上に墜落させると宣言、ヘリの開発者たちがこれを阻止すべく立ち向かうという話。サスペンス・アクション・ミステリーの三要素がハリウッド映画ばりにちりばめられ、日本映画でもやればここまでできるのか!と驚くほどの、なかなか面白い映画でしたよ!!

テーマ的に政府とか原発とかの関係者にこれ見せて大丈夫なんだろうかと思うほど攻めた内容なんですけど、それ以前に対テロリストのアクションサスペンス映画としてよく出来ていましてねぇ。これでもかと見せ場をまぁよく詰め込みましたよ!結構最初から惜しげも無くアクション要素満載で、中盤までに日本映画ならクライマックス級の見せ場を持ってくるのもハリウッド的でしたね。CGも気にならないほどよく出来ていて、頑張ってるなぁ、という気がしました。ただ子供がすごすぎるんですよね!「そんな子供いる!?」っていうね。「サンダーバードかよ!」みたいなところもあって、まぁ、ちょっとやり過ぎ感はありましたけどね!

後半は謎解き要素が出て来るんですけど、ただ、原作未読でも、キャスティングで結構真相は想定できちゃうんですよね!ワタシは予告観てなんとなくそうなんだろうなぁ、と思ったら本当にそうで驚いた。普通のミステリーだったら甘いなとか思うんでしょうが、この映画はそこがメインじゃないんでしょうしね。ラストまでスリルを継続させてくれるんで、終始ハラハラし通し!ダレないところが全く素晴らしいです!後半もところどころあり得ない展開とか時間ないのに変なところで時間取りすぎ!とかいろいろ思うところが無い事はないですけど、観てる間は全然気になりませんでした!!

キャストというと、ワタシ的には若い刑事(落合モトキ)が櫻井翔、若い自衛隊員(永瀬匡)が高良健吾だとばっかり思ってて「あれ?」となったのと、クセありまくりの手塚とおる、ヘリパイロットのやべきょうすけがいい味出してたなぁってとこですかね。佐藤二朗さんはちょっと地味だったですな(携帯のベルのシーンはらしかったけど)。とにかく、こういう日本のアクションサスペンス映画、もっともっと出て来て欲しいですね!!
(WOWOW)
  1. 2016/07/23(土) |
  2. 映画(サスペンス)
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GLIM SPANKY "Velvet Theater 2016"/東京キネマ倶楽部

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7/9に、東京キネマ倶楽部で行われたGLIM SPANKYのライブに行って来ました。

今回で2回目となる「Velvet Theater」というライブは、GLIM SPANKYというバンド名のGLIMの方(幻想的な面)をメインとして選曲されたコンセプトライブ。会場の東京キネマ倶楽部は、かつてグランドキャバレーだった設備を利用したライブハウスとのことで、大正レトロ的な雰囲気がGLIMにピッタリという感じでしたねぇ!非常にステキな空間でしたよ!!

最初はもうちょっと地味でしっとり、耽美な感じなライブなのかと思っていまして。でも全体的にはいつものライブと変わらずアツかった!というより、これまでに増してアツかったかも!確かに知らない曲も多かったですが、初めて聴く曲でもこれまで聴いて来た曲かのように違和感なくノれるのがGLIMの素晴らしいところ!!そして、毎回言ってる気がしますが、レミさんの熱いボーカル、ギターを弾く姿はもうカッコ良すぎる!!

フェイバリットの「ダミーロックとブルース」はやらなかったですけど、「MIDNIGHT CIRCUS」や「ミュージックフリーク」といった渋いのやってくれたし、ノリノリの「WONDER ALONE」や「Gypsy」の楽しさはたまらん!!あと新曲「怒りをくれよ」!!このカッコ良さはなんなんですかもう!?そして「大人になったら」。本当に好きな曲なんですけど、毎回聴くたびに心底感動する。これが聴けただけでもGLIMのライブに来た甲斐がありますよ。知らない曲もいい曲揃だったんですけど、特にディスコっぽい「いざ、メキシコへ」はいいですね!!ニューアルバムに入ってるそうなんで早く聴きたいです!!

音も良かったなぁ。今回ほとんどスピーカーの真横で難聴になるんじゃないかという轟音だったですけど、間近でそういう音で聴けるのがやっぱりライブハウスの醍醐味じゃないですか。ギター、ドラム、ベース、そしてレミさんの迫力のボーカルがズンズン来るわけですよ。GLIMを轟音ってのがですね、もう至福ですよ。至福。とにかくGLIMの曲は聴いててホントに気持ちいい。なつかしくて、新しい。一貫性がありながら、多様性に富んでいるんですね!

今回3回目のライブ参戦でしたが、たぶん今までで一番小さな箱で、整理番号がかなり後ろだったにもかかわらず、結構前の方で観る事が出来たのが想定外でした。メンバーの運指がしっかり確認できるほど近くて感動!レミさんの歌もメンバーの演奏ももう安心して観ていられる安定感があるし、なによりレミさんの振る舞いがあの若さでもうベテランの貫禄ですからね。ファンも老若男女ものすごく幅広いし、みんなが本当に自然体で好きに楽しんでいるのが分かる!!ワタシのようなオッサンでもこんなに居心地良く楽しめる若手バンドはなかなかないと思いますよ。次のツアーも絶対行きますわ(もう押さえた)!
  1. 2016/07/10(日) |
  2. ライブ
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弾突 DANTOTSU [シネマ日記-978]

弾突 DANTOTSU [Blu-ray]

-Pistol Whipped- (2008年/アメリカ)
監督/ロエル・レイネ
出演/スティーヴン・セガール ランス・ヘンリクセン ポール・カルデロン マーク・エリオット・ウィルソン

酒とギャンブルに溺れ、無実の罪を着せられてクビになった元警官のセガールが、彼の負債を全て手に入れた謎の老人の依頼により、渋々法で裁けない犯罪者を葬る闇の仕事人となり暗躍するという話。「スティーヴン・セガール芸能生活20周年記念作」という事で、アメリカではビデオスルーだったらしいですけど結構面白かったですよ!!

今回変わっているのが、セガールがアルコールとギャンブル中毒で借金まみれのダメ親父という事。しかも過去には特殊部隊の暗殺チームに所属、離婚した妻の再婚相手は元同僚で親友、元妻との間に生まれた愛する娘がいて…、ってこういう役は今やリーアム・ニーソンの独壇場ですけど、元祖無敵オヤジのセガールが「96時間」と同時期にやってたんですねぇ。セガールがギャンブルに負けて「ちくしょー!」なんて荒れたり、酒場でグチったり、たまに会える娘と水族館に行ってほんわかしたりとかね…。なんかいつものセガールと違ってほのぼのしてしまいましたよ。まぁ、娘が幼すぎて見た目親子というよりは完全におじいちゃんと孫でしたけどね。

その後にセガールは謎のじいさん(ランス・ヘンリクセン!!老けた!!)に弱みを握られた上、過去の経歴を買われて暗殺者に戻るわけですが、まぁセガールなもんで暗殺が雑!もうがんがん公然に暗殺相手の前に出向いて行って例の調子でぶっ殺すわけですよ!!あんたそれ絶対身バレして捕まるでしょ!!ってそうならないのがセガール映画なんですけどね。

暗殺モノなんで格闘戦はそんなにないですけど、クライマックスの墓地での長い銃撃とかなかなか迫力がありましたし、良かったですよ!どんだけ予備マガジン持ってんだってぐらいバンバン拳銃乱射しますから気持ちいい!!最後にセガールが黒幕に死に方の2択をさせた上で、選んだ逆の方法で葬り去って「これが葬式代わりだ!!」なんつって名言出た日には拍手喝采ですわ。これからも彼の暗殺者としての人生は続く…、みたいな終わり方も良くて、続編作ってもらいたいぐらいですね!!
(TV)
  1. 2016/07/07(木) |
  2. セガール
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