クマチュー!!

カテゴリー:「本・雑誌」の記事一覧

・2016/05/13 イニシエーション・ラブ / 乾くるみ
・2014/04/20 圧倒的物量のアイドル・ガイド!!だがしかし・・・
・2014/03/24 「すべてのJ-POPはパクリである」と言っちゃうすごい本!
・2014/03/15 ラグジュアリー歌謡
・2013/09/15 みいんなじろうちゃん/石川次郎
・2013/09/07 80年代悪趣味ビデオ学入門!
・2010/10/19 シューティングゲームサイド
・2010/04/25 ザ・テレビ欄 1975~1990
・2010/04/21 杏野はるなのレトロゲーム読本
・2010/04/16 マイ・バイブル
・2008/07/15 しゃべる犬 カイくんのひとりごと
・2005/12/19 光あれ
・2005/12/16 ハサミ男
・2005/11/18 変身
・2005/09/15 ブラック・ジャックスペシャル
・2005/06/17 ワタシハ ナニ?
・2005/01/21 リプレイ/ケン・グリムウッド(新潮文庫)
・2002/01/17 TVブロス

イニシエーション・ラブ / 乾くるみ

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

最初に映画版の方を見始めていたんですが、「原作を読んでからの方が楽しめる」と聞き、急遽途中で観るのを止めて原作の方を読みました。なるほど…、これは面白い。

最後まで一気に読みきった後、ワタシは最初「ん?」となりました。で、もう一度「ん?」となりました。要するに、どういう意味なのかすぐには分からなかったんですけど、そのうちじわじわ分かってくるんですよ。そういうことか!いやいや怖ぇ〜〜!!って言う。で、気になるところを読み直してみると、パズルのようにちゃんと辻褄が合ってるんですよ。上手い!まぁでも、これはミステリーとか言われてますけどね、ワタシはやっぱり結局恋愛小説なんだと思いますよ。ギミックがやたらトリッキーではありますけどね!

で、映画版ですが、ワタシが観たのは主人公の鈴木君が一番最初にヒロインの繭子ちゃんの家にバイクで駆けつけたシーンまでなんですけど(ここまでは原作とほぼ一緒)、この後って前田敦子がやれんの?っていう描写じゃないですか!そこがどうなってるのかも気になるし、やっぱり小説ならではのギミック(特に後半以降)をどうやって映像化するのか?これが「ハサミ男」ばりに難しいと思うんですけど、評判見るとそこはかなりうまいことやってそうなんで、続き見るのが楽しみですねぇ。
  1. 2016/05/13(金) |
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圧倒的物量のアイドル・ガイド!!だがしかし・・・

アイドル楽曲ディスクガイド

南沙織の時代から2013年現在までのアイドルを網羅した、アイドル・ファン必携のディスク・ガイド「アイドル楽曲ディスクガイド」!!

この本はですね、網羅性はすごいです。950タイトルあるってことで、12.ヒトエやらピポ☆エンジェルズまでフォローしてあったので、単純にスゲー!となりました。資料として持っておくには最適ではないでしょうか。

ただ、あくまでディスク・ガイドであって、よくある音楽雑誌のディスク・レビューコーナーのアイドルものだけかき集めたような感じになっているのはやや残念。コラムやインタビューがもうちょっと充実してれば、とは思いますが、ページ数の都合ではしょうがないんですかね。お財布には厳しいですが、いっそ年代別に出したら?とか思いました。

それからあの表紙!萌えイラストのあれですよ。何と言っても買いにくい。あれなんとかなったらもうちょっと売れてたんじゃないですかね?本屋にずっと山積みでしたよ。その点「ラグジュアリー歌謡」はオシャレで買いやすかったなぁ。

あと、致命的なダメポイントとして、SweetSの紹介でHARUNAをHIKARIと誤記している!誰HIKARIって?アイドル専門書としてこれはアカンでしょ!!ということでこの本の個人的評価は大幅ダウン!!まぁ、興味のある人なら。

  1. 2014/04/20(日) |
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「すべてのJ-POPはパクリである」と言っちゃうすごい本!

すべてのJ-POPはパクリである (~現代ポップス論考)

「音楽誌が書かないJポップ批評」のB'z特集号で対談し、「パクリ論争など不毛だ!」と声高に唱えてから早12年。なんとなくモヤモヤしながらも、音楽的知識がないためにイマイチ説明がつかなかった、J-POPというものの本質。

お笑い芸人であり、自ら音楽理論を学び、ミュージシャンとしても活動するマキタスポーツが、その知識でもって論考したこの本「すべてのJ-POPはパクリである」を読み、全てが腑に落ちた!やっぱりJ-POPはパクリで成り立っていると!

…などと書くと非常に誤解されそうな衝撃のタイトルのこの本ですが、実際読んでみると、実に分かりやすく、納得のいく形でJ-POPというものを解説してあり、ワタシは思わず「なるほど!」と膝を打ちました。

常々自分が思っていた事について、音楽をやっているからこそ分かる観点から説得力がある考察をしてあるし、なにより「すべてのJ-POPはパクリ」と言いつつ、最後に「パクリ論争などバカバカしい」とまとめているのがうまい。

自分の好きなアーティストの「柔らかい部分」を突かれて怒りがちな人は、是非読んでみるのがよろしいでしょう。怒るのが、バカバカしくなります。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2014/03/24(月) |
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ラグジュアリー歌謡

ラグジュアリー歌謡 (((80s)))パーラー気分で楽しむ邦楽音盤ガイド538

またワタシのバイブルが1冊増えた!!歌謡曲ファン必携、夢の音源ガイド「ラグジュアリー歌謡」!1年ほど前に発売されていつか買おう買おうと思っていたがようやく購入。

ディスクガイドの類いって、ただつらつらと読むだけでも楽しいので好きなんですけど、ワタシのストライクゾーンである80年代〜現代の歌謡曲にスポットをあてたものはなかなか少ない中、これはいい!

「おもに80年代の、バブリーな予算と楽曲のクオリティが幸せな正比例をしている音楽(以下略)」を「ラグジュアリー歌謡」と名付け、そのコンセプトでチョイスした楽曲が、ある意味笑っちゃうほど過剰に高評価したレビューで綴られるわけですが、ワタシこういうの大好物です。ジャケ写と解説をセパレートにしたのも、カタログ風に眺められてページをめくるのも楽しいです。(何故か「東映不思議コメディ」の主題歌を猛プッシュしているのも高ポイント。)

ただ、"ディスクガイド"として使う時は、ジャケ写と照らし合わせるのにいちいちページをめくるのがめんどくさい。また、解説が全て同じ文字数なので、中でも注目盤は扱いを大きくするとかしても良かったんじゃないですかね。あと、インデックスが無いのが致命的。あとであれは…、と探すのが大変なんですよ。そういう意味では、その辺憎いほど押さえていた「テクノ歌謡ディスクガイド」は素晴らしい本だったのだなぁ。

紙質を押さえてもうちょっとお安く、軽くして欲しいかなとも思ったけど、まぁ、「ラグジュアリー」を謳うだけにそこはゆずれなかったのかも。

でも、これでこのガイドを元にうちのiTunesからの名曲掘り起こし、デジオさんのエアチェックなどでプレイリスト作成する、至福のひとときをしばらく楽しめそうです。

  1. 2014/03/15(土) |
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みいんなじろうちゃん/石川次郎



自分あまり漫画を読まないのですが、80年代に読んでいた漫画は時々読み返したりしています。ノスタルジーというか…、あの頃に帰れるんですよね。

今回ピックアップするのは、アーケードゲーム専門誌「GAMEST」に掲載されていたテクナートの宣伝漫画で一部に有名な石川次郎の単行本「みいんなじろうちゃん」。同姓同名ですが、トゥナイト2の人じゃないです。

いわゆるガロ系の「エロ・グロ・シュール」かつヘタウマで、80年代のサブカルシーンに割とあった感じだと思うんですが、石川先生の作品はそんな中、自身の真面目な性格と人柄が反映されていて、読んでてなんだかほっこりしてしまう作風が好きでしたね。

「みいんなじろうちゃん」は、テクナート漫画のバカバカしさのインパクトで一気にファンになった後、本屋で偶然見かけたので思わず買ってしまったのですが、それ以降、2〜3年に一度、たま〜に読み返したりします。今では結構なレア本になっているようです(今欲しがる人がどれだけいるのかという話ですが)。ちなみに、奥付には1989年4月1日初版発行とありました。重版はされたんでしょうか。

内容は1コマ作品から数ページの短編、コラムなどがほとんどですが、ワタシ的には小学生の妄想を具現化したような「すごすぎる人」とか、もはやディストピアSFの域に達した「山本さん一家の1日はこうして暮れる」とか好きですね。

テクナート漫画以降石川先生の作品を全く目にする事がなくなっていたのですが、いろいろあったようですね…。絶筆はされていないみたいですが、相変わらずメジャー系には絶対乗らない活動をされているようです。ネットでサンプルなどを見ると、最近の作品集はかなりドサイケで以前の素朴臭は抜けている感じでしたが、ちょっと読んでみたいですね。

GAMEST-1989-05-19.jpg

「GAMEST」の1989年5月号に掲載されていた「風まかせの人生」。おそらく最初期のテクナート漫画。
  1. 2013/09/15(日) |
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80年代悪趣味ビデオ学入門!


別冊映画秘宝80年代悪趣味ビデオ学入門! (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)別冊映画秘宝80年代悪趣味ビデオ学入門! (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)
(2013/02/04)
伊東 美和、神武団四郎 他

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ずっと気になっていたこの本、このたびようやく買ってみました。レンタルビデオ代が800円とか1000円とかしていた80年代。どれもこれもパッケージには見覚えがあるのに、あまりにも中身が(いろんな意味で)ヤバそうで借りれずじまいになり、そのうち一度も観れずに姿を消していったビデオのオンパレードです。

掲載されているレビューをつらつら眺めていると、このビデオたちを観れなかった悔しさと同時に、「やっぱりあの時借りなくても良かったんだな」という安堵感もありました。正直10代の頃に観ていたら人格変わっていたかも。

あと、座談会やコラムなどはおそらく著者の面々がジャスト同世代なのでしょうが、とても共感できるものばかり。同好の者が思う事は、どこへ居ても同じなのだなと嬉しくなりました。

高校生の頃、行きつけの本屋の近くに出来たレンタルビデオ屋のサッシの入り口に貼ってあった「デッドリー・スポーン」のポスター。あれをいつも眺めながら、「観たい!でもなんか嫌な予感がする!」と思っていたあの感覚が、ワタシの悪趣味原体験だったんだなー、と。

結局この本の中で観た事があったのは「ロウヘッド・レックス」だけでした。なんでこの映画を借りてきたんだろうと思い出してみましたが、確か大学生の時、先輩とオールナイトでホラー鑑賞をやろうという事になり、「アクエリアス」「マイドク」、そして「ロウヘッド〜」を借りたのでした。今思えばすごいラインナップですね。「ロウヘッド」はクライブ・バーカーってだけで期待して観たら、終わった後に「なにこれ?」と頭を抱えたという、非常に残念な映画だったという記憶はあります。

というわけで、好きな人は非常に楽しめる本だと思いますが、極端に人を選びますので興味のある方だけ是非。
  1. 2013/09/07(土) |
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シューティングゲームサイド



 このご時世に奇跡とも言われる、非常にニッチな層の大きな期待をしょって発売された、シューティングゲーム専門誌です。以前ゲームサイドのダライアス特集号は見事に買い逃したので、予約して買いました。

 これは見事なまでにシューティングに染まった本ですなー。素晴らしいです。個人的にはもうちょっとレトロよりだったらおじさん嬉しかったですが、まぁそれはしょうがないです。よし!これはトイレ文庫に入れてじっくり読む事にします。

 盛り上がってきたのでプレステで「バルガス」でもやります!
  1. 2010/10/19(火) |
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ザ・テレビ欄 1975~1990

NEC_0006.jpg

 1970年代~80年代にテレビっ子としての基盤を築いた自分にとって、まさに「神」のような本「ザ・テレビ欄 1975~1990」を購入。その名の通り、1975年から1990年までのテレビ欄を順番に抜粋した本ですが、朝起きてまず真っ先に新聞のテレビ欄を隅々眺めるのが日課だったワタシにとっては(今もですけど)、これがもう眺めているだけでその時その時の出来事が思い浮かんでくるわけです。

 帯には安斎肇氏の「ぼくの宝箱の。これが地図だ!」、大槻ケンヂ氏の「ここにあの頃のすべてがある!ここ以外のどこにある?」という推薦文が寄せられてますが、まさにその通りです。ここに、ワタシの「あの頃」をひもとくすべてが詰まっている気がします。いずれ、この本の内容をネタに記事アップしようかと思っています。

P1010315.jpg

 テレビわが人生!

ザ・テレビ欄 1975~1990ザ・テレビ欄 1975~1990
(2009/03/31)
テレビ欄研究会

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  1. 2010/04/25(日) |
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杏野はるなのレトロゲーム読本



 (レトロ)ゲーマーアイドル・杏野はるなの本「杏野はるなのレトロゲーム読本」です。どうしようかと思ったのですが、レトロゲームファンとしては高橋名人と遠藤雅伸との対談が見逃せなくて買ってしまいました…。

 たしかにこの2人を含めた対談は面白かったのですが、その他のゲーム攻略はコンシューマメインで特に無くても良かったような…。それより独自の視点のゲームレビューの量ををっと増やして欲しかったですね。第2弾があるならその方向でよろしくお願いします。あ、バイクの旅は良かったです。ほのぼのしてて。

杏野はるなのレトロゲーム読本 (ブレインナビブックス)杏野はるなのレトロゲーム読本 (ブレインナビブックス)
(2010/01/29)
杏野はるな

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  1. 2010/04/21(水) |
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マイ・バイブル



 ワタシのバイブルとも言える2冊です。「テクノ歌謡ディスク・ガイド」と「秘蔵シングル盤天国・邦楽編」。

 前者はテクノポップという観点から、主にアイドルを中心とした80年代の歌謡曲を詳しく解説。後者はアナログシングル盤のジャケットで振り返る日本のポップス史の紹介本。どちらもレアでマニアックなアイドルが多数紹介されています。この2冊は本当に何度読んでも飽きないので暇があると眺めています。

 スターデジオのアイドルチャンネルが、この本を見てチョイスしてるんじゃないかと思うぐらいシンクロしたセレクションを時々やるので、それを録音して聴きながらこれらの本を眺めるのが、ワタシの至福のひとときとなっております。
  1. 2010/04/16(金) |
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しゃべる犬 カイくんのひとりごと

しゃべる犬 カイくんのひとりごとしゃべる犬 カイくんのひとりごと
(2008/02/23)
不明

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 嫁が買ってくれました、ソフトバンクのお父さん犬の写真集「しゃべる犬 カイくんのひとりごと」。ハァ━━ ;´Д` ━━ン!!!!癒されるー。ページをめくるたび、顔がほころんでしまいます。第2弾も出てるらしいですけど欲しいなぁ。あと、DVDも出るんですよね。今度はAppleのiPhoneとCMコラボしてくれないかな。iPhoneは買わないけど。
  1. 2008/07/15(火) |
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光あれ

 Cookie Box最新号掲載のみほぞう先生の新作「光あれ」を読む。

 読みきりだけど、実は前作にあたる「ワタシハ ナニ?」と繋がっているお話。みほぞう先生の漫画は結構そういうのがあって、分かってる人はそういった部分でニヤリとできるが、逆に初めて読む人に対しては結構状況理解が難しいというジレンマが。特に「日夏子」と「真冬」が置かれている多重人格と幽体離脱が絡んだシチュエーションって、説明がないとかなり分かりにくいかも。前に前作が連続ものの第1話のようだと感想を書いたが、この作品はまさに連続ものの1エピソード感覚なのである。というわけで、読む側は必ずしも全員前作を読んでいるとは限らないんだけど、出来れば読んでから今作を読んで欲しいところ(でも初めて読んでも分かるように最大限の工夫はしてあります)。

 今回主人公の「亀山」に「人の負のオーラが影のように見える」という能力が備わっている事が分かる。この能力設定はホラーやSFものに結構よくあるが、今回その能力にこの作品独特のいろいろな特徴を持たせる事で主人公の性格付けや、物語のクライマックスの真相に絡ませていくのはスリリングでうまいな、と感じた。それでいて最後に「亀山」と「真冬」が「日夏子」の気持ちに気付くシーンはなかなか感動する。何気にちょっとしたSFミステリーとしてもヒューマンドラマとしてもよくできたストーリーですよこれは。

 気になったのは、ちょっと登場人物が固定されすぎな感じがあった事。ほとんど「亀山」と「真冬」の主人公2人の語りと回想だけでお話が進んでしまう。しかも「真冬」のもう1人の人格である「日夏子」は体から出て行ったきり…。そういう意味ではお話的にもうちょっと広がりがあれば、という気もした(舞台自体は宇宙規模まで広がるけど)。あと、読みきりという縛りがあるでしょうが、無理を承知で言うと、もうちょっとテンポが良ければ良かったかなー、と思う。とは言え、最初に能天気なキャラで笑わせておいて、後半深く考えさせられる流れはいつも通りのみほぞう先生クオリティ。かなり固まってきた感じがあって、安心して読める。あと、「多重人格モノのありがちなパターン」をみほぞう先生が本作の中で自分でツッコンじゃってる茶目っ気が「らしいな」と思った。

 …なんて感想を持ちつつ先日の忘年会の帰り、この漫画についてみほぞう先生とちょっとお話をした。ワタシが思った事についてはみほぞう先生もやはり感じておられたらしいが、自分が思い浮かべた作品と、編集の方にも分かってもらえるような作品にはやはりギャップがあるらしく、ワシが感じた事なんてのは、既に作者本人がとっくに感じていらっしゃった事でした。そうなんだよなー。自分が好きなように書ければ(商業用としてどうかは置いといて)苦労はない。今後について結構悩んでいらっしゃったご様子ですが、まぁ、あまり力まず、これからも作品を描き続けていって頂ければと思います。
  1. 2005/12/19(月) |
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ハサミ男

 Mさんのオススメ、殊能将之のミステリー小説「ハサミ男」読了。最初はKさんのおすすめの東野圭吾「白夜行」を読んでみようかと思ったが、本屋で見た瞬間、あの厚さと小説で1000円オーバーの価格に怯んでしまい、こちらを先に読む事に。

 面白かったです。読みやすいし。…で、完全に騙された。映像の無い小説ならではの文章トリックという奴でしょうか。もう既にタイトルで騙されていたという。いやーやられた。途中でなんとなーく展開が読めはじめてきて、クライマックスで1回どんでん返しがあるんですよ。お前そうだったのかー!という。で、最後の最後にまたあれ!?となる。で、最初に戻って読み返して、あー!確かにそう読めるわ。こりゃすごいね。してやられたね!という。しかし、よーく考えると、殺人事件にそれぞれの登場人物が絡むタイミングが不自然にジャストすぎるという嫌いはあるけど。小説だからこそいくつかのあり得ない偶然が重なって小説足りえる展開になるってのは分かるし、騙しの手口があまりにも鮮やかだったので、最初はうまいなぁ、と思ったけど、後から読み返し読み返し追っていくほど、こんなにうまいぐあいに重なるか?と疑問がわいてくる。この偶然の重なりさえもうまく説明してあれば納得するんだけど、それは投げっぱなし。そこが残念かな。でもまぁ、読んでる間は面白かったからいいか。

 ところでこの小説も映画化されたそうだが、どうやって映画にしたのこれ??見てみたい。
  1. 2005/12/16(金) |
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変身

 東野圭吾のミステリー小説「変身」を読了。最近玉木宏・蒼井優主演で映画化されたが、いつも覗かせて頂いている某映画批評サイトで原作は最高だが映画は最低と書かれており、興味が湧いたので購入。基本的に小説を買うのは年に5冊あるかないかぐらいの人間なのだが、そんな奴にもこの小説はとても面白かった。だんだんと盛り上がってくるスリリングな展開に、ページをめくる手が全く止まらなくなる。こういう読書感覚は久々で、「パラサイト・イブ」「バトル・ロワイヤル」「リプレイ」を読んで感じて以来だ(っていかに小説読んでないかが分かってしまいますが)。

 いやー、世の中にはもっともっといろんな面白い小説があるはずなんだよね。そう考えると、本読まないのってすげー損してるような気がしてきた。ここ読んでる人で、これ系でなんかオススメ小説あったら教えて下さい。それにしてもこんなよく出来た傑作、誰が映画化してもつまらなくなりようがないと思うのだが、どんなに下手に作ったのか、それはそれで観てみたい気が。
  1. 2005/11/18(金) |
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ブラック・ジャックスペシャル

 手塚治虫の名作「ブラック・ジャック」を様々な漫画家が新解釈で描くシリーズをまとめた本が出ていた。本来ならオリジナルでない時点で敬遠するところだが、今回は単行本未収録の「壁」という作品が袋とじで載っていたので買ってみた。まぁ、実際読んでみると何てことはない作品で、なんでこれが未収録になるのか良くわからない。なんとなく昔読んだ記憶もある(小学校時代、歯医者や散髪屋でチャンピオンは結構読んでいたので、未収録作品もたぶん読んだ事があるかも)。あと、これも未収録の「ドラキュラに捧ぐ」という作品がリメイクされて掲載されていた。ストーリー解説から察するに、絵柄はともかく原作にほとんど忠実に再現されているようだ。

 ところで、もう全てのエピソードが単行本化されたかと思われる「ブラック・ジャック」だが、今回掲載の「壁」を含めて諸般の事情で日の目を見ていないエピソードがもう1冊単行本作れるぐらい残っているという。去年あたりにそういった未収録だったエピソードを掲載した最新巻がひょっこり発売されていたので、是非残りの数作もハードルをクリアして出版して頂きたいものである。
  1. 2005/09/15(木) |
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ワタシハ ナニ?

 Cokkie Box最新号掲載のみほぞう先生の新作を読む。(ネタバレあるかも)

 「男」シリーズが終了した後の、新テーマでの作品。コミカルタッチなので軽く読み始められるんだけど、読み進めると意外にも話がヘビーで心が痛くなっちゃったりして、でもラストは爽やかな気分になれる、ってのは、みほぞう先生のマンガの定番ですね。

 幽体離脱モノって、マンガや映画のテーマとしては昔から結構よくあって、ある日突然上から自分の姿を見下ろして「わー!どうしよう」というのが導入の定番であります。ここから例えばいついつまでに何かしないと戻れないみたいな深刻な話にもってくか、ここぞとばかりにこの状態を利用して悪乗りするドタバタ話になるのが一般的。一方、多重人格モノもよくあって、自分の周りに知らないところで異変が起きて、結局それはなにかしらの原因で(多くは幼少の頃のトラウマ)自分の中に生まれた別人格の仕業だった…、というオチが大体のパターン。

 この「ワタシハ ナニ?」では、体に宿っていた別人格が主人公本人を追い出してしまい、主人公は幽霊状態になって常に浮遊しているという、多重人格と幽体離脱とを折衷したアイデアが面白い。そもそも幽体離脱と多重人格は同一性があるとの説もあるくらいなので切っても切れないテーマではあるのだが。主人公とその男友達がこの状況を速攻で把握して受け入れてしまうのは、短篇の宿命として納得いかなくなりがちなところだが、そこは割り切って敢えて詳しく状況把握までの課程を描かず強引に進めたのは正しいと思う。その分物語のテンポが良くなり、その後のメイン部分に集中できるようになっていてうまいなと思った。

 この手の話の結末としてよくあるパターンだと、最後にどっちかの人格が消えるとか、人格が融合してめでたしめでたしという場合が多いが、この作品では二人が一人の体に同居して生きていくという決着の仕方をしているのが面白い。ハッピーエンド、ともとれるし、穿った見方をすれば二重人格は解決してないからそうでもないともとれる。あと、これなら続編描くにしても連載するにしても、重くも軽くもいくらでも話がふくらませそうな気がする。連続ものの第1話感覚な終わり方なんですよね。狙ってたりして??

 みほぞう先生、勝手な感想ばかり言ってすいません。面白く読まさせて頂いた上の感想でございます…。
  1. 2005/06/17(金) |
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リプレイ/ケン・グリムウッド(新潮文庫)



 主人公のジェフは、働き盛りの43歳の時に死亡するが、記憶と知識はそのままに、25年前の学生時代に生まれ変わる。新しい人生を歩む彼だったが、同じ歳になった時再び死亡。そしてまた生まれ変わって…。何度も人生を繰り返しながら、彼の辿る運命は…?という物語。

 なかなか面白かった。SF的な設定なのだが、SFっぽくない。実はこの小説、実に読破に10年以上かかった。と言っても、10年読み続けたわけではなくて、最初読み始めた時、最初の展開があまりにまったりしていて読み進めることが出来ず、そのまま10年以上ほっぽらかしていたのだが、最近押入の底から発見したので暇つぶしに再読し始めたのである。ただ、今回もやっぱり最初はまったりしていて読み始めた途端に寝てしまったりする事が多くてなかなか進まなかったのだが、話が中盤を過ぎると俄然面白くなってきて、後半はどうなるのか先が気になって止まらないほどになり、一気に読み終わってしまった。これはおすすめです。

  1. 2005/01/21(金) |
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TVブロス

 新聞を取り出してからTVブロスをあまり買わなくなっていたのだが、今週号で「祝・40周年 タツノコアニメ図鑑」という涙モノの特集をやってたので思わず購入。笹川ひろし氏や押井守氏のインタビュー読むのって、アニメージュ毎月買ってた80年代以来だなぁ。「彼氏が持っていたら嬉しいメカベスト5」とか、「ピンチの時に出したいメカベスト5」とか、どうでもいいアンケートが全力で掲載されているのがブロスならではでナイス。でも彼氏がヤッターワンとかゴッドフェニックス持っててうれしいか??

 タツノコというと今スカパーのキッズステーションで「ハクション大魔王」の30年ぶりの続編、「よばれてとびでてアクビちゃん」ていうのをやっている。設定は魔王達が100年間壷から出られなくなった前作の最終回からジャスト30年後の現在。今風の街並みの今風の女の子の家庭が舞台となってるみたい。あくびちゃん大好きなんで観てみたけどね、絵は可愛いです。確かに。でもなんつーの、あの頃のタツノコアニメのチープでキッチュなセンスってのは失われてしまってるわけで。大体あくびちゃんの声が違ってるし(未だ現役でタラちゃんやってるんだから出来たはず)、ご主人様は(加藤'サザエ'みどり演ずる)カンちゃんじゃないし、魔王もちらりとしか出ないし。それ以前に、ブル公やそれからおじさんが出てこないなんて「ハクション大魔王」じゃありません!…って「ハクション大魔王」じゃないんだった。

 エンディング曲が前作と同じ「アクビ娘」なんだけど、これもやっぱり違和感アリアリで。やはり堀江のミッチは偉大だったなと。あの弾ける歌声。キュートなしゃくり。全然再現されてない。そんなわけで今日も堀江美都子デビュー30周年記念3枚組CD「あしたがすき」を聴いているワタシです。

 ブロスでは、加えて仮面ライダーアギトの1年分観た気になる特集もやってて、本当に1年分観たような気になったので、最終回前2話くらいは観とくかなと思った。アギトはクウガが終わった後に、今回は全部観るぞ!と息巻いて2、3回観た後朝起きれず挫折。深夜に再放送やってくんないかなぁ。ところで新しい仮面ライダー龍騎ってなんかカッコ悪くない?
  1. 2002/01/17(木) |
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